木曽駒ヶ岳
1972年(昭和47年)11月3日〜5日

メ モ

日本アルプスなどの高峰に根雪が積もり始める11月初旬の連休に、昭和45年に続いて二度目の木曽駒ヶ岳に登った。木曽駒ヶ岳を選んだのは既に一度登っていることが大きな理由だったと思う。
玉ノ窪小屋まで前回と同じコースを辿る。既に初冬の季節の山行のために多少の不安感もあり、生憎の空模様で雨が降り出した時はどうしようかと思った。しかし天気の崩れは小さく、何とか登り続けてこの日は無事玉ノ窪山荘に泊った。
2日目は晴れたが快晴とまでは行かなかった。それでもうっすらと雪が積もっている木曽駒ヶ岳の頂上からは御嶽や北アルプスを望むことが出来た。この日は木曽駒ヶ岳に登ったあと山頂付近をのんびりと歩いて宝剣岳に登ってから宝剣山荘に泊まった。夜間は厳しい冷え込みだった。
3日目は素晴らしい天気となった。南アルプスから朝日が昇り、2年前に勝るとも劣らない光景が広がった。快晴の青空の下、鋸の歯のような宝剣岳の姿を眺めながら伊那前岳を越えて駒ヶ根へと下って行った。

行 程

木曽福島登山口

玉ノ窪山荘(3日泊)

木曽駒ヶ岳

宝剣岳

宝剣山荘(4日泊)←→宝剣岳

伊那前岳

ウドンヤ峠

北御所登山口

距離     : 18.6km
最大標高差: 1,736m
累積標高  : 1,864m
 



天 候

3日:曇り後雨
4日:晴れ
5日:快晴
 
  原典:気象庁「天気図」、加工:国立情報学研究所「デジタル台風」

山行記録

2日目の朝。
木曽駒ヶ岳から空木岳方面を望む。

木曽駒ヶ岳からの乗鞍岳。

笠ヶ岳(左)と穂高岳・槍ヶ岳。
槍ヶ岳はひと月ほど前に初めて登っている。

御嶽山をバックに木曽駒ヶ岳山頂で記念写真。
ようやくアイゼンやピッケルなどの装備を揃えることが出来ました。

3日目。宝剣岳に登って朝日を迎える。
ご来光は北岳と間ノ岳との鞍部から。
他に甲斐駒、仙丈、農鳥など南アルプス北部の山々。

富士山を始め、
塩見、悪沢、荒川、赤石、聖などの南アルプス南部の山々。

伊那前岳の彼方に雲海に浮かぶ八ヶ岳。

P2911

朝日があたり始めた御嶽山。

空木岳と手前に桧尾岳。

伊那前岳からの宝剣岳。


 
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