木曽駒ヶ岳
1970年(昭和45年)7月18日〜20日

メ モ
昭和45年、梅雨明け間近かの7月にこの木曽駒ヶ岳に登ったことが山に取り憑かれることになった始まりです。
木曽福島から登山口までバスで行き、玉ノ窪小屋を経て霧の中を木曽駒ヶ岳、中岳を越えて宝剣山荘に入ったのが2日目の午後。その間時々霧が晴れて宝剣岳などが垣間見えることもあったが、山とはこんなものかと思う程度でそれほどの感慨を抱くことはなかった。しかしその夕方、梅雨明けとともにカーテンを引くように霧が晴れて行き、目の前にこれまで見たこともない光景が広がって行った。
明くる朝は写真のような素晴らしい天気で、初めて目の当たりにする高山の雄大な景観に我を忘れた。あの長大な山並みが南アルプス、日が昇ってくるところが八ヶ岳、木曽駒の遠くに見えるのが北アルプス、あの独立峰が御嶽と人に教えられ、ただただ未知の山々に見入るばかりだった。
私の山登りの原点は今でもこの木曽駒ヶ岳での体験にある。

行 程

木曽駒高原

福島Aコース

玉ノ窪山荘(18日泊)

木曽駒ヶ岳

        宝剣山荘(19日泊)→千畳敷
           ↓↑        ↓
           宝剣岳    ← 極楽平

島田娘

桧尾岳

中御所

距離     : 21.3km
最大標高差: 1,752m
累積標高  : 2,423m
 




天 候

18日:霧 
19日:霧のち晴れ
20日:快晴
 
 
原典:気象庁「天気図」、加工:国立情報学研究所「デジタル台風」 

山行記録

2日目(7月19日)
玉ノ窪から見た宝剣岳から三ノ沢岳への稜線

玉ノ窪から宝剣岳を望む
 
 玉ノ窪からの三ノ沢岳
霧の中の木曽駒ヶ岳山頂 霧の中の宝剣岳山頂
千畳敷のハイマツの中で休憩? なにか花を撮ったようですが詳細不明です
3日目(7月20日)
快晴の宝剣岳山頂。ようやく晴れました

北信方面
八ヶ岳からのご来光
 
 宝剣岳から木曽駒と乗鞍・穂高・槍を望む
南アルプス北部の山々(甲斐駒・仙丈・北岳・間ノ岳)
仙丈・白峰三山・富士山・塩見・荒川三山・赤石の峰々
 
 宝剣岳直下から御嶽を望む
 
 島田娘付近から空木岳と南駒ヶ岳
 
 中央アルプス縦走路で(後ろは桧尾岳と熊沢岳)
縦走路からの御嶽 桧尾岳山頂(少々疲れ気味です)
 
桧尾岳から空木岳(右)と南アルプスの山々(左遠く)。
このあと桧尾尾根を下る
 

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