sennjyougatake

甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳
1975年(昭和50年)7月19日〜21日

メ モ
北岳・間ノ岳、鳳凰山に続く南アルプスとして甲斐駒ヶ岳から仙丈ヶ岳への縦走を選んだ。ゆくゆくは南部の赤石や聖を目指すにしても、まず行きやすい北部から経験を積んでいくのが妥当な所だろうと考えた結果だった。そして甲斐駒ヶ岳に登る時は標高差2千数百メートルあると言われる黒戸尾根を辿ってその山頂を極めようとも考えていた。
初日は塩尻経由で韮崎に着いたあとタクシーで登山口の竹宇駒ヶ岳神社まで行った。そこから七合目の山小屋までが1日目の行程だった。笹ノ平の広い尾根や五合目付近の険しい梯子の上り下り以外は殆ど記憶に残っていない。七合目の山小屋に着いたのは夕方で結構混んでいた記憶がある。山小屋は素泊りのため、持参の簡単な食事を済ませて早々に寝袋に潜り込んだ。
翌日は良い天気で、暗いうちから小屋を出て八合目の御来迎場に向かった。朝日は奥秩父山塊の背後から昇り始めた。八合目からは北岳、鳳凰山などを始めとして、遠く富士山や八ヶ岳、北アルプスなども眺めることが出来た。また甲斐駒ヶ岳の頂上からは明日登る仙丈ヶ岳の南アルプスの女王と呼ばれるのにふさわしい優美な姿を望むことが出来た。甲斐駒からは北沢峠まで千メートル下り藪沢を千メートル登り返すという南アルプスらしい道を進んで、およそ12時間かけて仙丈小屋に辿り着いた。小屋はそれほど混んでいなかったと思う。疲れてはいたが気持ちが高ぶってあまり寝られなかった。夜半雨の音を聞く。
3日目は残念ながら天気が悪く、仙丈ヶ岳まで登ったもののあまり展望は得られなかった。帰りは馬ノ背から丹渓山荘まで下り、天候が回復して暑い日差しが照りつける戸台川の河原を歩いて戸台からバスで伊那に出た。


行 程

竹宇駒ヶ岳神社

七合目(泊)

甲斐駒ヶ岳

駒津峰

北沢峠

藪沢

仙丈小屋(泊)

仙丈ヶ岳

馬ノ背

戸台

距離     : 29.5km
最大標高差: 2,264m
累積標高  : 3,432
m 




天 候

19日:晴れ
20日:晴れ
21日:曇り
 
原典:気象庁「天気図」、加工:国立情報学研究所「デジタル台風」  

山行記録

1日目。
韮崎からタクシーで竹宇駒ヶ岳神社まで来た。ここから黒戸尾根を登る。
古い記録によれは午前8時30分に出発となっている。

七合目までの間の唯一の写真。湧き立つ雲の中に鳳凰山の地蔵岳。
記録によれば、笹ノ平午前11時20分、刃渡り午後1時15分、五合目午後2時30分
そして七合目の山小屋には午後4時10分着となっている。

2日目。七合目の山小屋を午前4時30分に出発。
黒戸尾根上部からの早朝の八ヶ岳。

日の出前の鳳凰山。左に富士山。
この時だったかどうかは確かではないが、富士山の山腹に一筋の光の線を見たことがある。
暗いうちから登る登山者が灯す明かりの繋がりだった。

奥秩父山塊の小川山あたりからのご来光を迎える。
この時期の日の出は午前5時ごろなのでここは標高2500mあたりと思われる。
手前の黒い山影は多分黒戸山。

八合目御来迎場で記念写真。
八合目の標高は2670m位なので、恐らく午前5時半ごろに八合目に着いたものと思われます。

八合目から甲斐駒ヶ岳を見上げる。
標高差は300mほどある。

八合目からは北岳が目の前に。
背後に間ノ岳や塩見岳も見える。北岳の前にはアサヨ峰。

鳳凰山と富士山。

八合目からの北アルプス。
笠ヶ岳から穂高・槍を経て常念岳方面。

 
北アルプス後立山の山並み。

八合目から1時間ほどで甲斐駒ヶ岳山頂に到着。午前6時45分。

甲斐駒ヶ岳山頂から北岳・間ノ岳と悪沢岳、塩見岳を望む。
手前は栗沢山からアサヨ峰に続く稜線。

北岳と間ノ岳。
前年の秋に登った山。

明日登る仙丈ヶ岳。
このあと眼下の駒津峰、双子山を経て北沢峠に下り、藪沢を詰めて仙丈小屋まで登り返した。
1000m下り1000m登り返す南アルプスならではの道。

伊那谷を挟んで甲斐駒ヶ岳と対峙する木曽駒ヶ岳。

北沢峠(午前11時10分)から大平山荘経由で藪沢を登る途中で甲斐駒ヶ岳を振り返る。
駒津峰や双子山も見える。真夏の午後ということで、下りは暑くバテ気味だった。
馬ノ背ヒュッテを経て仙丈小屋には午後4時20分に着いた。

3日目はスッキリしない天気だったが、
仙丈小屋付近(多分)からは甲斐駒ヶ岳と八ヶ岳が見えた。

小屋を午前4時50分に出発。20分ほど登って仙丈ヶ岳には午前5時10分に到着。
山頂付近から見た甲斐駒ヶ岳。(撮影地不明)

山頂で記念写真。

山頂からの鳳凰山。鳳凰山には、北岳、間ノ岳に続く南アルプスの山として、
前年の年末からこの年の正月にかけて登ったが、あまり芳しい天気ではなかった。
2年後(1971年末〜1972年正月)に再挑戦しているのでその時と併せて記録をまとめます。

山頂から仙丈小屋に戻ってから午前6時に下山を開始。馬ノ背を経て戸台に向かった。
途中で仙丈ヶ岳を振り返る。

馬ノ背からの甲斐駒ヶ岳。
丹渓山荘まで下ったあと(午前9時)、戸台川に沿って歩いて行ったが、その時の暑さも記憶に残っている。
戸台に着いたのは午前11時50分。戸台からバスに乗って伊那まで出て塩尻経由で京都に向かった。
次目指すのはいよいよ南部の山です。


 |ホーム地域別山行一覧年別山行一覧