飯豊連峰(飯豊本山〜北股岳)
1978年(昭和53年)8月12日〜14日

メ モ
8月の盆休みを利用して東北地方随一の山岳である飯豊連峰に行く。
上野から夜行“ばんだい6号”で早朝に会津若松に着く。さらに山都まで行き、バスに乗り換えて飯豊鉱泉のある川入まで入る。暑い日差しの下、川入登山口から地蔵山、三国岳、種蒔山を越えて1日目は切合小屋のテント場で幕営した。
2日目は絶好の好天気で、草履塚を越えて念願の飯豊本山の頂上に立った。山頂から御西岳から大日岳、北股岳へと連なる飯豊連峰の眺めを満喫したあと大日岳に登る。主稜線から少し外れた大日岳の山頂からは、昨日登ってきた種蒔山から飯豊本山に続く稜線や、御西岳から北股岳へと続く稜線が一望できた。烏帽子岳を越えて十文字鞍部で2日目のテントを張る。
3日目は残念ながら霧の中の稜線歩きとなった。北股岳を越え、扇ノ地紙、門内岳を通って地神山に至ってようやく霧が晴れ、曇り空ながら歩いてきた稜線や杁差岳などを眺めることが出来た。この日は丸森尾根を下って飯豊温泉に泊まる。
最終日は車で長者原まで送って戴き、長者原から小国に出て、坂町経由で新潟から“北越2号”で京都に向かった。


行 程

川入登山口

三国岳

切合小屋(12日泊)

飯豊本山

大日岳(往復)

烏帽子岳

十文字鞍部(13日泊)

北股岳

地神山

飯豊山荘(泊)


距離     : 35.5km
最大標高差: 1,718m
累積標高  : 2,831m
  




 
天 候

12日:晴れ 
13日:快晴 
14日:霧後曇り
 
 原典:気象庁「天気図」、加工:国立情報学研究所「デジタル台風」

山行記録

七森付近からの種蒔山と飯豊本山。
1日目は川入登山口を午前8時ごろに出発。
途中の御沢小屋を8時45分に、横峰小屋を11時45分に通過、地蔵小屋のある地蔵山には午後1時着。
さらに午後3時ごろに三国岳を越えて切合小屋には午後4時半に到着。
全体的にスローペースでした。

2日目。
切合小屋で迎えた快晴の朝。

切合小屋から吾妻連峰方面を望む。
最高の天気の下で飯豊連峰の核心部の縦走を開始。
午前5時15分に出発。

まずは草履塚を越えて飯豊本山に向かう。

草履塚から大日岳を望む。

草履塚から御西岳方面を望む。

飯豊本山への登りからの牛首山と大日岳。
8月も中旬なのに残雪が多い。

午前7時15分に飯豊本山山頂に到着。
遥々とやって来た頂上で記念撮影。

飯豊本山から遠く朝日連峰を望む。

飯豊本山から烏帽子岳、北股岳を望む。
右端に今回の最終目的地の地神山の山頂部が少し見えている。

飯豊本山からの大日岳と御西岳。
天空の縦走路です。

飯豊本山を振り返る。
遠くに吾妻連峰と磐梯山。

御西岳を越えて大日岳に向かう。

御西岳を下ったところで主稜線から少し離れた大日岳に向かう。
午前8時40分発。

午前9時55分に大日岳に到着。25分ほど休憩する。
大日岳から飯豊本山を振り返る。
飯豊本山の手前に御西岳、右に草履塚、種蒔山などが続く。

大日岳から北股岳方面を望む。
中央付近に烏帽子岳、梅花皮岳、北股岳が見える。
2日目は北股岳の手前の十文字鞍部まで。

午前11時20分に主稜線まで戻り縦走を再開。
北股岳と烏帽子岳を眺めながら進んで行く。
梅花皮岳と北股岳との鞍部に午後3時半に到着。十文字鞍部と呼ばれるところでテントを張った。

3日目。
3日目は残念ながら霧に包まれた朝を迎えた。午前5時55分に鞍部を出発。
一登りして午前6時20分に北股岳に着く。霧の中の山頂で記念撮影。

門内岳や扇ノ地紙を越えて進んで行くうちに霧が晴れ始めて、
歩いてきた稜線が姿を現してきた。左に扇ノ地紙、右端に小屋のある門内岳。

すっかり霧が晴れた扇ノ地紙と門内岳

北の方遠くには飯豊連峰北端の雄峰、杁差岳。
飯豊連峰北部の山々を見納めてから午前10時に地神山を発ち、丸森尾根を下って行った。
この日は午後2時に飯豊温泉に着き、そこで宿泊。
翌日はバスで長者原まで送って戴き、長者原から小国に出て坂町経由で新潟から北越2号で京都に向かった。


 |ホーム地域別山行一覧年別山行一覧