燧ヶ岳
1994年(平成6年)10月1日〜2日

メ モ
昨年、同じ時期に尾瀬を訪れて、鳩待峠を起点にして尾瀬ヶ原を散策したあと見晴の山小屋で1泊し、翌日は尾瀬沼から三平峠を越えて大清水までのルートを歩いた。この時は会社の同僚5人と同行したこともあって至仏山や燧ヶ岳には登らなかった。そういうこともあって、今年は是非ともこの二つの山に登ろうと再度尾瀬を目指すことにしたのでした。
前夜、新宿発の夜行バスで翌早朝に鳩待峠着。曇り空であまりいい天気ではなかった。大勢の人で賑わう峠から静寂に包まれた登山道に入り、色づいてきた樹林の道を抜け、岩の多い見た目よりは歩きにくい稜線を頂上まで登った。雲間に谷川岳が少し覗いたりしたが、はっきりと見えたのは燧ヶ岳の山頂部ぐらいで尾瀬ヶ原は雲の下だった。その日は鳩待峠まで戻ったあと尾瀬ヶ原を散策して温泉小屋に泊まった。
そして2日の早朝、小屋を出発して燧ヶ岳に向かった。昨夜は雨が降ったようで、夜が明けても雲の多い空だった。


行 程

鳩待峠

至仏山

鳩待峠

尾瀬ヶ原

温泉小屋(1日泊)

見晴

燧ケ岳

長蔵小屋

沼山峠

距離     : 35.3km
最大標高差:  964m
累積標高  : 1,806m
 





 
天 候

1日:曇り
2日:曇り時々雨後晴れ  
原典:気象庁「天気図」、加工:国立情報学研究所「デジタル台風」 

山行記録

 
1日目。
曇り空の下、鳩待峠から至仏山に向かう。


 
 小至仏山を越えて至仏山へ。


 
 赤い蛇紋岩の道を至仏山へ。


 
 至仏山山頂


 
 正面に燧ヶ岳を見ながら尾瀬ヶ原を行く。


 
 燧ヶ岳


 
 池塘と紅葉の尾瀬ヶ原


 
 草紅葉の尾瀬ヶ原。
1日目は温泉小屋に泊まる。


2日目。
前日至仏山に登って温泉小屋に泊まったあと燧ヶ岳に登るために早朝小屋を出発した。
見晴に立ち並ぶ山小屋の前を通って見晴新道を登る。天気はあまり良くなく時々小雨も降る空模様fだった。
昨日の雨で道も川のようになっており、靴の中に水がしみ込んでくる。
しかし沢状の道を登って行くうちに空が明るくなり振り返ると雲間から至仏山が姿を現してきた。


至仏山の右後方に谷川岳を望む。


 遠くに苗場山


 
 頂上近くになって青空が広がって来た。しかし尾瀬ヶ原は雲海に覆われており、
至仏山を始めとする山々もその雲の中に入ってしまった。
雲海の彼方には平ヶ岳や荒沢岳と思しき山々が認められた。


 
 雲海上の平ヶ岳


 
 荒沢岳遠望


 
 青空が広がる中を柴安ー目指して登る。


 
 柴安ーはもうすぐ。


 
しかし、柴安ーに着いた時は折から湧き出した霧に覆われてしまって
期待した眺めは諦めるしかなかった。


 
 柴安ー山頂


俎ーに至っても状況は変わらず、わずかに雲がたなびく柴安ーが見えた程度だった。


 
尾瀬ヶ原は雲海の下。


 
  帰りは長英新道を尾瀬沼目指して下る。


 
 この道もミノブチ岳から下は泥濘の連続で足元は泥まみれだった。
長蔵小屋で休憩したあと大江湿原を抜け沼山峠を越えてバスの発着場まで行き、
そこからバスで檜枝岐をとおり、会津高原駅に出て浅草まで帰った。




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