白 山
1998年(平成10年)7月19日

メ モ
梅雨明けも間近かとなりこの週末は好天気が予想されたので、日帰りで行けそうな山を探したところ大白川からなら白山も充分日帰りが可能であることが分かった。しかし日帰りと言っても登山口には早朝に着く必要があるため、前日の午後11時過ぎに車で家を出発した。
東海北陸道経由で大白川登山口には4時過ぎ着。少し休憩したあと支度をして5時前に鳥居を潜って登山道に入る。この大倉道の前半は緩急織り交ぜた登りやすい道で、3km地点を過ぎると避難小屋までは起伏の少ない尾根道となる。展望も良く、眼下の白水湖や白山の主峰群の眺めが素晴らしい。避難小屋あたりからは高山植物も現れてくる。
後半は灌木帯を登って室堂に至るが、登山道の脇には随所に花が咲き乱れていて厳しい登りの疲れを癒してくれる。カンクラ雪渓の展望所を過ぎ、ガレ場を通って木製の階段を登り詰めると賽の河原に出る。そこから室堂まではほんの一歩きだ。
多くの人が屯する室堂を後にして40分ほど登ると白山の主峰、御前ヶ峰に着く。登山口から4時間ほどの登りだった。天気は良かったが、折から湧いてきた雲のために北アルプスなどの遠くの山々の展望が得られなかったのは残念だった。
1時間ほどを頂上で過ごした後帰途につく。下りでもいろいろな花を楽しみながら午後1時半ごろに登山口に戻った。この登山道の特色の一つは登山口に温泉があることで、下山後さっそくその露天の温泉に浸かる。
汗と埃を洗い流し、さっぱりとした気分になって、満喫した夏山を後にして家路についた。

行 程

大白川
↓↑
大倉山
↓↑
室堂
↓↑
御前ヶ峰

距離     : 14.0km
最大標高差:1,447m
累積標高  :1,492m
   
天 候

晴れ
原典:気象庁「天気図」、加工:国立情報学研究所「デジタル台風」 

山行記録

大白川登山口 ブナの樹林帯を登る
別山方面を望む 別山を正面に大倉尾根を行く
御前ヶ峰と剣ヶ峰
マルバダケブキの群落 イブキトラノオの群落
別山方面を望む
大倉尾根上部のお花畑 大倉尾根上部のお花畑
シモツケソウ
マツムシソウ
室堂への道から見た御前ヶ峰 賽の河原へ登る
賽の河原付近を行く 室堂
室堂から見た御前ヶ峰 御前ヶ峰から大汝峰を見る
イワギキョウ
ヤマハハコ イワツメクサ

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