富士山
1992年(平成4年)7月25日〜26日


メ モ
昭和51年、52年と二度にわたる敗退のあとしばらく遠ざかっていた富士山に三度目の正直を狙って平成4年に再々挑戦した。二度の失敗はいずれもシーズンオフの5月や6月だったことも一因で、残雪の多さや天候悪化に伴う強風などにより撤退を余儀なくされたものだった。
再々挑戦したのは東京へ転勤した年の夏で、シーズン真っ盛りであり、余程のことがなければ山頂を極めることに問題はないと思われた。中山の寮を朝出発し横浜線、中央線、富士急を乗り継いで富士吉田から5合目までバスで行く。1日目は5合目から頂上まで登って山頂の山小屋に泊まり、翌日はご来光を拝んでから反時計回りにお鉢巡りをしてから富士宮ルートを新5合目まで下った。シーズン中ということもあり登山道や山小屋は人で溢れていた。
ご来光を迎えた朝は雲が多くあまり冴えない空模様だったが、それでも眺めは良く、南アルプスを始めとして八ヶ岳や中央アルプス、北アルプス、奥秩父などの山々を見渡すことができた。今となっては記憶が薄れてしまっているが、15年越しに念願の日本一の山に登った記録的な山歩きでした。

行 程

吉田口五合目

頂上小屋(25日泊)

お鉢巡り

剣ヶ峰

富士宮新五合目

距離     : 13.0km
最大標高差: 1,548m
累積標高  : 1,586m
  
天 候

25日:晴れ  
26日:曇りのち晴れ
 
 原典:気象庁「天気図」、加工:国立情報学研究所「デジタル台風」

山行記録


雲が湧き出した登山道。まだ残雪が多い。

7合目付近?登山道は人の列が続いて混雑していた。最も苦しかったのは8合目付近だったように思う。

ご来光。雲が多く今一つだった。

ご来光を拝んだあとお鉢巡りに出発。剣ヶ峰を目指す。

剣ヶ峰。思いの外残雪が多かった。

西には南アルプスの山々が連なる。その向こうには中央アルプスも見える。

北西には遠くに北アルプス、その右近くに八ヶ岳。

大沢崩れを見下ろす。

剣ヶ峰の測候所前。日本最高所と言うことで記念撮影をするのも大変でした。

お鉢巡りをして浅間大社奥宮まで来る。ここから吉田口の頂上まで往復してお鉢巡りを達成。その後新5合目目指して下山の途についた。

剣ヶ峰を振り返る。

以下は私の山歩きのうちで富士山を見た最も遠くの山からの写真です。
北東は会津駒ヶ岳から。

北西は剣岳から。この方面では他に火打山や高妻山などから。

西は御在所岳から。

以下は直近の山からの富士山です。
北東の三つ峠から。
この角度からの姿が一番と思います。


南東は愛鷹山から。
西は毛無山から。



 |ホーム地域別山行一覧年別山行一覧