大雪山
2001年(平成13年)8月

メ モ
8月の連休を利用してまだ行ったことのない北海道の山に登る計画を立てた。目指すは大雪山の旭岳とトムラウシだ。
前日旭川からバスに乗ってロープウェイの駅のある大雪山麓まで入る。
早朝始発のロープウェイに乗る。幸い天気は良く、登るにつれて背後に十勝連峰や夕張岳などが見えてくる。10分ほどで姿見平に着く。ここの標高は既に1600mあり、旭岳まで700mほどの登りとなる。テント縦走のため重い荷物が肩に食い込む。姿見ノ池から急登を続けて行くと右手遠くに高根ヶ原からトムラウシまでの眺めが広がってくる。3時間ほどで北海道の最高峰に辿り着く。ここからは表大雪の主要な山々が一望できた。旭岳を下って熊ヶ岳に登り返し、お鉢平を取り巻く外輪山上の北海岳を目指す。間宮岳に辿り着いてお鉢平を目の当たりにし、外輪山上に連なる北鎮岳や凌雲岳などの2000mを越す山々を眺めて、遂に大雪山にやってきたんだという実感が湧いてきた。北海岳からは右に折れて白雲岳を目指す。白雲岳の手前には残雪があり、そのまわりにはツガザクラやエゾコザクラ、チングルマ、ハクサンイチゲなどまだ多くの高山植物が咲いていた。白雲岳へ続く尾根を乗り越し、しばらく下って避難小屋の前にあるテント場に着く。1日目はここでテントを張る。夜半強風が吹き続けてテントが吹き飛ばされるのではないかと心配した。(2日目につづく)

行 程
(国土地理院地図)
 
12日 姿見平−姿見ノ池−旭岳−熊ヶ岳の肩−間宮岳−北海岳−白雲岳の肩−白雲岳テント場(泊)
13日 白雲岳テント場−高根ヶ原−平ヶ岳−忠別岳−五色岳−神遊びの庭−化雲岳−ヒサゴ沼(泊)
14日 ヒサゴ沼−日本庭園−北沼−トムラウシ−前トム平−カムイ天上−トムラウシ温泉

天 候 12日:晴れ 13日:晴れ 14日:晴れ


姿見の池からの旭岳
旭岳への登り 旭岳への登りから地獄谷を見る
金庫岩と旭岳山頂 姿見平を見下ろす
旭岳への登りからトムラウシと十勝連峰を望む
十勝連峰遠望(左からオプタテシケ、美瑛富士、美瑛岳、十勝岳、富良野岳)
夕張岳と芦別岳
旭岳山頂で 旭岳山頂から地獄谷を見下ろす
旭岳山頂からのトムラウシ
旭岳山頂から見た大雪の山々(安足間岳と比布岳方面)
旭岳山頂から見た大雪の山々(鋸岳、北鎮岳、凌雲岳方面。手前に熊ヶ岳)
これから縦走する表大雪の山々。右遠くに白雲岳
熊ヶ岳のテントサイトを行く
熊ヶ岳から旭岳を振り返る
お鉢平を見ながら北海岳目指して行く。右には白雲岳(間宮岳付近から)()
お鉢平と北鎮岳
北海岳から旭岳方面を振り返る
北海岳からのお鉢平と北鎮岳。その後ろには安足間岳と比布岳
北海岳 白雲岳への道
(1日目からのつづき)
2日目は薄曇りの朝を迎えた。高根ヶ原の遙か彼方のトムラウシがほんのりと赤くなって日の出を迎える。今日は高根ヶ原を縦断し、忠別岳や五色岳を越えて
ヒサゴ沼までの行程だ。テントを畳んで支度をして出発する。高根ヶ原にはコマクサやエゾコザクラの群落があり、まさに天上の楽園を行くような気持ちだった。雲は多いもののまずまずの天気で、かえって直射日光が当たらなくて良かったのかも知れない。忠別岳を越えてハイマツの茂る五色岳に着く。ハイマツの海の彼方に化雲岳の平たい稜線が見える。アオノツガザクラやエゾコザクラの大群落に歓声を上げながら化雲岳直下を進み、岩の道を下ってヒサゴ沼に着く。湖畔で2日目のテントを張る。夕方からは薄い雲も切れて暑い夏の日差しが戻ってきた。(3日目につづく)

白雲岳避難小屋から朝焼けの高根ヶ原とトムラウシを望む 白雲岳のテントサイト
遙かなるトムラウシ。今日は忠別岳(左端の雲がかかっている山)を越えてヒサゴ沼までの行程
コマクサの群生地から白雲岳を振り返る
高根ヶ原と大雪南部の山々
コマクサ咲く高根ヶ原から東大雪を望む(右遠くにニペソツ)
高根ヶ原分岐付近からの忠別岳 平ヶ岳付近から白雲岳を振り返る
忠別沼と忠別岳
忠別岳山頂。トムラウシに雲がかかりはじめる
忠別岳から旭岳と白雲岳を振り返る
白雲岳と高根ヶ原をズームアップ。このあたりが今日の行程の中間点か
忠別小屋付近からの五色岳 ハイマツをくぐり抜けて五色岳山頂に着く
五色岳から忠別岳と旭岳を振り返る
ハイマツの海と化雲岳
五色ヶ原のアオノツガザクラの群落
神遊びの庭のエゾコザクラの群落
(2日目からのつづき)

夜はかなり冷え込んであまりよく寝られなかったがその代償として今日は3日間のうちで最も良い天気になった。雪田を通り昨日下ってきた岩の道を登り返してトムラウシに取り付いたが頂上までは結構時間が掛かり、日本庭園や北沼の側を通り、遠くから見た時に王冠のように見える溶岩の頂きの急登を終えて頂上にたどり着いた時はかなり疲れていた。しかし遙かに旭岳や白雲岳を振り返って大雪山の縦走を果たしたことを実感した喜びはひとしおだった。トムラウシから麓のトムラウシ温泉までの道のりは長く、夕方温泉に着いた時は空腹と疲労とで極限に近い状態だった。
翌日はバスで新得まで出て、特急電車に乗り換えて帰途についた。

ヒサゴ沼をあとにトムラウシに向かう
トムラウシの登りからヒサゴ沼と石狩連峰を振り返る(左に音更山と石狩岳、右にニペソツ、その右後ろにウペペサンケが見える)
日本庭園からトムラウシを見る
北沼への登りの途中で登って来た道を振り返る
北沼への登り
トムラウシと北沼
トムラウシ山頂から旭岳方面を望む
十勝連峰
トムラウシ公園を振り返る
トムラウシ山頂で トムラウシ登山口

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